未生流中山文甫会の
カリキュラム
初めての方には、盛花形式のお花を中心に習っていただき、段階を経て徐々に他のカリキュラムも取り入れながら進んでいきます。ここでは中山文甫会の全カリキュラムをご紹介いたします。
盛花
盛花は水盤、コンポートと呼ばれる口が広く背の低い花器に剣山を使っていける形式です。
《色彩盛花》草花を主材として構成する盛花
《個性盛花》木、枝ものを主材にして、木や枝の特徴をとらえていける盛花
瓶花
瓶花は枝もの、草花を背の高い花器、ツボにいける形式です。
明花
明花は、住空間の中で最小の場所、下駄箱の上や、箪笥の上などを想定して考えられた小品の形式です。明花に器一つの基本型と、二つ以上を使っていけるバージョンⅡがあります。
フリースタイル
いけばなは出生、つまりどのように生まれ育つかを大切にするのが基本ですが、このフリースタイルでは、植物の色や形、質感といったところから発想を広げていけていきます。
格花
格花は未生流の流儀花で、流祖・未生斎一甫宗匠が、江戸時代の文化文政のころに創案されたものです。様式としては、三角形を基本の構図に持ち、一本の水際でまとめているのが特徴です。思想的には、草花の自然出生(持って生まれた性質や特徴)を大切に、三角形構図を通して、花(自然)と人間との調和をはかる、というものです。
新格花
美しい格花の型と、現在流通している色彩豊かな花々、葉物などを融合させ、現代にそくした格花として初代会長・中山文甫によって考えられました。